会津の米と会津の水を生かした酒造り
●享保三年(1718年)奥州岩代の国会津で創業者 宮森久右衛門は、鶴ヶ城外堀門天寧寺口東側の一角に屋号を「井筒屋」酒銘を「天正宗」として酒造業を興す。鶴ヶ城を支えた井戸と水脈を同じくする地下水を用いて仕込まれた酒は近隣の武家や商家に愛され、江戸時代後期には隣藩領地にも出荷され好評を博しておりました。
●幕末、戊辰の役で蔵は戦火に遭い消失。戦禍に打ちひしがれた人皆、悲嘆に暮れておりました時に直ちに復興し、なによりの慰めであった酒を再び造ることがかないました。人々の心に花のように明るく春のように和やかな気持ちを取り戻すべく、漢詩「花開酒国春」より「花春」と酒銘を改める。ベテランの蔵人から若き蔵人に昔ながらの伝統的な酒造りを後世に伝えています。

●醸造元 花春酒造 福島県会津若松市
●精米75%・度数15~16度・日本酒度-1・酸度1.3・呑み方 燗酒◎・常温◎・冷し◎(つまりなんでも良し)
●花春は福島県会津若松に「花春町」と言う名前が付くほど昔から地元で愛され続けたお酒です。福島県民なら皆知っている銘酒。しかし今までは苦戦を強いられている。だがこの女性杜氏柏木純子氏になってからの酒の変化には目を見張るものがある。
●辛口純米のコンセプト…
花春は本来甘口で通っている酒である。なのにこの杜氏は辛口を作った。それも一升で2000円を切る酒だ。飲んでみた。度数15度で仕上げた。通常より1度だけ低い。口当たりが軽いが旨みが十分すぎるほどある。辛口と言っても新潟の端麗とは全く違う。旨みが乗っている。お燗をしてみた…お燗して気になるアルコール臭は感じない。立ち上がる香りに哀愁さえ感じる。最高の晩酌酒を得たと思う。これは良い酒です。

●양조원 하나하루주조 후쿠시마현 (会津若松市)
●정미 75% , 도수 15~16도 , 니혼슈도-1 , 산도1.3
  마시는 방법: 뜨겁게 ◎ · 상온 ◎ · 차갑게 ◎
●기벼우면서도 깊은 감칠맛 도는 술입니다. 차갑게는 물론 뜨겁게 또는 상온으로 마셔도 맛있습니다.